みんなたのしくすごせたら

さぴこの徒然草紙というか雑記帳

「そだねー」よりよく使われている北海道弁を考える

北海道かるた 方言編

 

カーリング女子の皆さんの「そだねー」が話題になっています。

 

北海道生まれ、北海道育ちのさぴこですので北海道弁はバリバリ使っています、と言いたいところですが、最近はいかにも『北海道弁』とされる言葉はあまり使わなくなってしまいました。

 

でも一応ネイティブの道産子なので意味はわかりますよ。

 

昭和時代の北海道弁

 

よく北海道弁として例にあげられる言葉でも、最近はあまり聞かれなくなったことばがたくさんあります。

 

たとえば「はんかくさい」という言葉。

 

あ、くさいとかそういう意味ではありません。

 

さぴこが子供の頃は子供がバカなことをした時などに普通によく使われていましたけど、最近は「アホだね」とか「バカじゃないの?」とか言われることの方が多いです。

 

先日バームクーヘンの名前として登場した「なまら」もその一つ。

 

sapic.hatenablog.com

 

北海道民なら「なまら」の意味はほぼ皆知っているとは思いますが、日常の会話でよく聞くかというと、最近はそれほど登場しませんね。

 

普通に会話ででてくるのは「とても」とか「すごく」とかです。

 

でもさぴこが子供の時代は周りの大人はよくつかっていたような気がします。

 

その他だと「めんこい(かわいい)」とか「ゆるくない(たいへんだ)」とか「いずい(違和感を感じる)」、「ばくる(交換する)」なんかも昔はよく聞きました。

 

でも最近は聞きません。

 

年齢層が高い方々が集まる場所ではまだ使われているかもしれませんけど、最近の子供たちは多分意味がわからない言葉の方が多いのではないかしら。

 

今でもよく使われている北海道弁

 

ベタな北海道弁は淘汰されつつありますが、北海道民も北海道弁だと気がつかないまま根強く使われ続けているものもたくさんあります。

 

なげる

「なげる」が北海道弁?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、北海道での「なげる」は「捨てる」という意味でよく使われます。

 たとえば「ゴミを捨ててきて」と言いたい時に無意識に「ゴミをなげてきて」と言ってしまうのです。

 かなり浸透している方言だと思います。

 

手袋を履く

北海道では手袋は履くものなんです。

 手袋をはめるってすごく違和感があります。

 この時期子供たちは毎日手袋を履いて学校へ行きますけど、

 「手袋履いたかい?」

 って聞いてますが、そういえばこの「〜かい」も方言なんですよね・・・。

 

しばれる

 これ、縛ることができるという意味じゃないんですよ。

 多分標準語だったら「凍りつく」というんですよね。

 「車の窓がしばりついてる!」とか、凍りつくような寒い日にはまだまだ使われている言葉です。

 

あおたん

 これ、北海道弁だって気がついたのは大人になってからです。

 どこかに身体をぶつけて青くなったら「あおたん」っていわないんですか!!!と驚くくらい。

 これは「青あざ」なんでしょうけど、あざってなんだか治らないようなイメージがありませんかねぇ。

 

どけて

 北海道では物だけじゃなく人にも普通に使われるのです。

「ちょっとどけて」って感じで使われます。

普通なら「よけて」とか「どいて」になるはず。

 

よしかかる

これも普通に使ってますが、本当は「寄りかかる」か「もたれかかる」ですよね。

でも普通に使われすぎていてこれが北海道弁だとは気がついていない人は多そう。

「ほら、そこ、よしかからないで!」なんて学校でも普通に使われていますもの。

 

実はこれも北海道弁だったの?って言葉、もっとありそう。

 

 

 

標準語でなんといったらいいかわからない言葉たち

 

北海道弁の中には標準語に置き換えにくい言葉も存在します。

 

うるかす

「水につける」という意味に間違いないのですが、ただ水につけているだけじゃないニュアンスがこの言葉の中にはあるのですよ。

 水につけて水を含ませるというような感じで使われます。

 例えばお米をうるかす、とか、食器をうるかすというように使われるのですが、その言葉の中にお米を水につけて浸水させるとか、食器を水につけて汚れを浮かび上がらせるとかそういう意味が隠れているのです。

 水につける、だとしっくりこないんですよね・・・。

 

テンを切る

これ、ずっと標準語だと思ってました。

トランプなどのカードゲームの際には必ずといって出てくるこの言葉。

というか皆さんなんて言ってるの???と不思議に思うほど。

道産子が「テンを切る」と聞いて想像するものはなんというのかと調べて見たら「ヒンズーシャッフル」というそう。

えーーーーー。

「よくテンを切ってね」って、本当にいわないんですか???

 

押ささる

これもニュアンス的な問題なんですけど「押された」とは違うんです。

「あー、押すつもりがなかったのに押されてしまったーーー」という気持ちが入っている言葉なんですよ。

「押ささる」以外に「書かさる」とか「飲まさる」とか「食べらさる」とか、いろいろあります。

「〜さる」や「〜らさる」の言葉には意図してなかったんだよーっという意味が入っているのです。

「あれー、ボタンが押ささっちゃったよー。」とか、これって標準語でどういったらいいんでしょう。

 ああ・・・、エンドレスで続きそうなのでやめておきます。

 

おわりに

 

「そだねー」についてですが、周りでは「そだね」と語尾をのばさずに使う人が多い気がします。

 

そしてこの「そだねー」が北海道弁だと知ったのはこのオリンピックがきっかけでした。

 

「だべさ」とか「なまら」とか「したっけ」なんかはいかにも北海道弁だなって思うのですけど、今回の「そだねー」とか「どけて」なんかは北海道弁だと気がつかず使ってしまいそう。

 

 それにしてもこんなかるたがあったとは・・・。

 

北海道かるた 方言編

北海道かるた 方言編

 

 

今回はカーリング女子のおかげで「そだねー」の存在を知ることができましたけど、多分「そだねー」は北海道方言かるたには入っていないんじゃないかしら。

 

ちなみにこの北海道方言かるた、35,000セットを超えるヒット作なんだそうですよ。

 

どんな言葉が収録されているのかちょっと気になります。

 

それでは!!