みんなたのしくすごせたら

アラフィフさぴこのなんでもない毎日の暮らしの雑記帳


生産調整で破棄された白菜と団塊ジュニア世代

国産 はくさい 白菜 1箱12kg

 

今シーズンの白菜は本当に高価で、せっかくの冬に熱々のお鍋を食べる機会が激減しました。

 

白菜大好きなさぴこにとっては本当にとても残念。

 

高くても仕方がないからと白菜を購入しようとしても、スーパーの棚に並んでいるもの葉がスカスカのものばかりで品質がよいものはなかなか店頭に並んでいません。

 

立派な白菜は多分、スーパーに並ぶ前にどこか高い値段で取引される場所にいってしまうのでしょう。

 

がっかりしながら白菜のことを考えていたら、その昔白菜が採れすぎて農家で利益にならないからと、質のいい立派な白菜が畑の土と一緒に切り刻まれて廃棄されていた時のニュース映像のことを思い出しました。

 

ものがなくなると質が多少悪くてもその価値が上がり、逆に余ってくるとどんなに質が良くても廃棄される運命。

 

なんだかさぴこたち団塊ジュニア世代と破棄された白菜がダブって感じてしまいました。

 

いくら頑張って立派な白菜になっても、儲けにならなければ食べられることもなく捨てられる一生。

 

切なすぎます。

 

貧乏くじ世代、団塊ジュニア

 

先日こんなニュースを見つけました。

 

www.nikkei.com

 

そう、団塊ジュニアは人数が多いのです。

 

人数が多いから仕方がないことかもしれませんが、その価値はまるで市場であまりまくった時の白菜のように扱われます。

 

大学に入る時は狭き門、そして就職活動を始める直前にバブル崩壊。

 

就職してからもずっと人あまり世代として扱われてきました。

 

採れすぎて儲からない、生産調整された白菜のような扱いです。

 

まあ生産調整で破棄された全てが立派な白菜だったとはいいませんが、中にはかなり立派な白菜もあったはず。

 

店に並ぶだけでも選ばれしモノだけ、だったんですよね。

 

その価値を確認されることもなく破棄されたものもあった白菜と同じように、能力があるにもかかわらずその力を発揮する場を得ることができなかった人が多い世代でもあります。

 

まあ、貧乏くじにももう慣れました。

 

 

 

くたびれた野菜は新鮮な野菜にはかなわない

 

団塊ジュニア世代はもうくたびれちゃっているので、どんなに需要があっても新鮮なもののようには扱ってはもらえないんです。

 

どんなに高くて、巻きが薄くてすかすかしている白菜でも、ひからびた干し野菜は代替品にはなりません。

 

鍋にするにはあの生のぱりっとした白菜じゃなくちゃいけないから。

 

ああ、せつない。

 

干し野菜もいいところはいっぱいあるんですけどね。

 

でも大好きなお鍋には、高くても、少々質が悪くても、生の白菜が必要!

 

必要とされていても需要の方が多くて供給がおいつかなければその価値は上がる。

 

そういうことですよ。

 

自分の子供はどうだろう

 

さぴこの子供は今9歳。

 

少子化でこれからの世の中がどうなっていくのかを考えると、どうなるのか今はまだわかりません。

 

さぴこ達のときも先輩たちの就職活動を見ていて、まさか自分たちがこんな状況になるとは思ってもいませんでしたから。

 

多分その頃は私たちはお荷物世代として扱われるようになるんだろうなぁ、と思うとこれまた切なくなってしまうのですけれども。

 

子供たちの未来が少しでも明るくなっていてほしい、そう願わずにはいられません。

 

おわりに

 

まあ結局、美味しい白菜が食べたい!ってことです。

 

採れすぎて捨てられていた時代があったころの白菜を思い出したら、なんだか自分たちみたいだなって。

 

昨シーズンはじゃがいもが高くて困りましたけど、今シーズンの白菜の方がガッカリ度が高かったからかもしれません。

 

さぴこの大好きなピェンロー鍋が・・・。

 

blog.sapico.net

 

今シーズンは回数激減でしたよ。

 

来シーズンは白菜が豊作でありますように。

 

それでは!!