みんなたのしくすごせたら

アラフィフさぴこのなんでもない毎日の暮らしの雑記帳


自分が無価値な人間に思えた時に読んだ本は…

it's still raining

 

自分ってなんでこんなに何にもできない人間になっちゃったんだろう。出産後に鬱状態になってから、そう思うことが多くなりました。自己評価が最低になってしまい、少し前向きに考えようとすればするほど泥沼にはまってしまうこともあり、ひどく落ち込んでしまうことがあります。

 

たとえば育児も仕事も完璧にこなしているお母さんの記事を見たりすると、なんでこんなに自分はできないんだろうって思ったり。

 

育児に情熱を持っていろいろな活動を活発にしている方を見ると、自分は一つのこともできないんだなぁって劣等感を持ってしまったり。

 

子供がある程度大きくなるまでは本をゆっくり読む暇もなく、子供が寝た後に隣で添い寝しながらケータイでいろんな情報を調べたりすることくらいしかできなかった日々が長く続いたせいもあり、なかなか気分を浮上させることはできませんでした。

 

やっと本を読む時間ができた

 

子供が1歳前になった頃から子供のために絵本を読むことが多くなりました。私の住んでいる自治体では乳幼児検診のときに絵本をプレゼントしてくれるのです。

 

そのときいただいたのはこれです。

 

がたん ごとん がたん ごとん (福音館 あかちゃんの絵本)

がたん ごとん がたん ごとん (福音館 あかちゃんの絵本)

 

 

この絵本は何度読んだかわかりません。絵本なのであっという間に終わってしまいますが、幸いにも子供が絵本が好きだったようでおとなしく聞いてくれたからだと思います。

 

当時他によく読んでいたのはこの4冊。

  

くつくつあるけのほん (福音館あかちゃんの絵本)

くつくつあるけのほん (福音館あかちゃんの絵本)

 

 

赤ちゃんにも読み聞かせできるものはどれも単純な言葉の繰り返しが多い絵本なのです。多分自分に子供がいなければ手に取らなかったその絵本たちは素敵な絵と短いお話で私の考え方を変えてくれたように思います。

 

絵本が教えてくれたもの

 

たった数ページで終わる、特に難しいことを書いてあるわけでもない絵本。何百ページもあるためになることがたくさん書かれた本もいっぱいあるけれど、本の価値を決めるのは決してページ数でも役に立つかたたないかでも、難しい内容であるからでもないなって気がつきました。

 

難しいことを書いてある本もあれば、文字がほとんどない本もある。きれいな写真が絵があるものもあれば、文字しかない本もある。それぞれ、読み手に取ってはどんな本でも価値があるものなんだって。

 

人間もそうかな?この子にとって自分が必要なら、それはそれで無価値なんかじゃないよね。すごいことやかっこいいことはできなくても、自分を必要としてくれている人がいるならそれだけ十分なんだな。

 

その頃、鬱々としたトンネルはまだまだ続いていたころですが、一筋の光が見え始めたころでもありました。

 

あかちゃん絵本から始まり、子供の成長とともにいろいろな種類の絵本が我が家に増えていきました。子供の絵本好きは今も変わっていませんが、最近はあっという間に読み終わってしまう絵本から、ある程度ボリュームのある児童書に興味が移りつつあります。我が家にある大量の絵本、どうしようかな。

 

これからは自分で購入したおすすめの絵本の話もブログに書いてみようかと思います。