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アラフィフさぴこのなんでもない毎日の暮らしの雑記帳


40歳を過ぎた人間の価値

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最近新卒の方々の求人倍率がかなり改善したというニュースをよく見ます。つい数年前に新卒だった方と今とではかなり大きい差があるのでしょうね。

 

私が新卒の頃も高卒と短大・専門学校卒と4大卒で大きく差がありました。4大卒はちょうど氷河期に入った年で、4大に行ってしまった私は同級生の中では貧乏くじを引いてしまった感があります。

 

短大卒の同級生はまだバブルがはじける前で、就職活動もまだまだ売り手市場でした。たった2年で大きく変わるなんて、思いもしなかった頃の話です。

 

それでも何とか内定を2ついただき、希望していた会社に勤められたのはとてもラッキーなことでした。ここで人生の運の大半を使い果たしてしまったのかもしれないな、なんて最近思うこともあります。

 

40歳以上はいらない?

 

40歳を超えると履歴書を送ってもすぐに戻ってきてしまうとか、ハローワークの求人でも35歳や39歳以下に限定されているものが多数だったりとか、人員整理の対象年齢に当てはまるなど、本当に今は40歳以上の人には厳しい世の中です。新卒者の求人倍率が好調といっても、新卒以外は非正規求人や派遣ばかり。

 

私も40目前で会社がなくなり、幼児持ちだというのに他の家族のサポートなしという状況での転職活動はかなり厳しいかったです。会社からは再就職支援もありましたが、結局は正社員での転職はあきらめたのでした。

 

もう、門前払いが多いわけです。正社員なら35歳以下、39歳以下というのが圧倒的でしたので、条件に合う求人でも応募すらできないという有様。

 

しかも女で、幼児持ち、家族の育児サポートなし。旦那が働いているならとりあえず困らないでしょ、という感じ。

 

なんだか自分が無価値なひとになってしまったような気分がしばらく続き、自分のこれまでの人生を振り返り、いろいろなことを後悔することも多くなりました。

 

私のしていた仕事は発展性もなく応用も効かないものだったため、会社の存在がなくなった時点でそれまでに築いてきたものはゼロになってしまったのです。

 

手に職の重要性、40代になってからの再認識では遅すぎました。

 

どんなにゼロから一生懸命頑張ります、といっても40歳を過ぎている段階でもうアウトの世の中。まだ人生の最後までは先も長いというのに。

 

40歳以上はリストラの対象になり、それまでの人生を仕事にいくらかけても会社は自分の人生を保証してくれるわけではないということがわかったときにはもうやり直しができないなんて、悲しすぎます。

 

40歳以上だからこそできることも

 

歳を取っていったからこそ人生経験もあったり、役に立つこともあると思うんです。即戦力じゃなくても40代ならまだ20年近くも働けるんです。でも、やっぱり若い人を、となってしまうんですよね。

 

これまでコツコツとこれまで頑張ってきた実績を見てほしいと思うのですが、悲しいかな40歳以上はお荷物的に思われる会社が多いのです。団塊ジュニアは人数も多いため希少価値もなく、管理職になるのも大変で、本当に不遇の年代でもあります。もちろん高いスキルを持って需要のある業種にお勤めだった方は困ることはないのかもしれませんが。

 

お荷物とされやすい40歳を迎えるまでに仕事の経験以外にもいろいろな人生経験だったり、歳を取るにつれて得られた考え方など、いいところもいっぱいあると思うんですけどね。よい悪いは別としても会社人間として私生活を犠牲にしても会社につくしてきた人も多い年代ですし。

 

でも会社人間だった人の方が、会社がなくなったときに何も残らなかった、ということが多いんじゃないかなと思います。実際自分も会社人間だった時がありましたが、会社の評価なんて会社が存在しなくなったら無価値ですものね。

 

高齢出産、40代での子育て

 

最近は高齢出産の人も増え、夫婦共働きの方も多くなりましたが、子供がまだ幼児の時に夫婦で仕事がなくなったとなると本当に大変です。

 

高齢出産の場合、40代では子育ては終わらないんですよ。

 

我が家は夫婦どちらとも、それぞれ長く務めていた会社がここ数年でなくなってしまいました。当時ダンナはまだギリギリ正社員でも勤められる年齢だったのですぐに次がきまったのですが、これがあと数年遅かったら転職活動はかなり厳しいものだったでしょう。

 

私はそろそろ50代の入り口も見えてくる年齢になってくるというのに子供はまだ小学校低学年。道のりはまだまだ長いんです。これから子供の進学、就職までの道のりを考えると軽くめまいがします。

 

これまで自分は会社に雇ってもらう生き方しか考えたことがありませんでしたが、今の世の中、40歳を超えた時には会社に属さなくても自分の力だけで生きていける力が必要だと強く感じています。

 

次にダンナが退職したり会社が整理されたりするようなことがあれば、会社に属した生き方以外も考えなければならないと思うのです。

 

家族がみんなで幸せに生きられるように、頑張らないといけないですね。