みんなたのしくすごせたら

アラフィフさぴこのなんでもない毎日の暮らしの雑記帳


PTAって思っていたほど怖いものではなかった話

mom and dad

 

子供が大きくなって、いよいよ入学となったときにはいろいろな心配事が・・・。中でもPTA活動への恐怖というものがありました。

 

恐怖のPTA(Parent-Teacher Association)

 

実際に入学してみないとよくわからない存在のPTA。怖い話はいろいろなメディアで見ていたので、入学前から戦々恐々としていた私。

 

本来PTAって町内会などと同じ任意加入の活動団体のはずですよね。でも実際には小学校の入学前説明会でも「まさかPTAに加入しないなんて人、いませんよねぇ」オーラを出しつつ「月々のPTA会費は〇〇〇円で、教材費と一緒に引き落としされますので」という説明が続きます。

 

子供は保育園に通っていましたので、幼稚園のような父母会のようなものもなく、未知の世界へ来たような気がしたものです。いや、PTA会費はいいんですよ、子供のための活動を支えるための予算なのでしょうから。でも実態の良くわからない団体への加入って、ちょっとためらいますよね。いえ、子供ための活動をするということはわかっているので、加入はするつもりでしたが。

 

PTAってなにするの?

 

一応PTAの資料的なものは出されるのですが、これがもう旧世代的。実際に学校で経験していないとわからないような行事名やらがだーっと書かれている書類を見てもさっぱりです。見やすい、わかりやすいという一番大切なものが欠けています。まあこれはうちの子供の通っている学校だけの問題なのかもしれまんせんけど。

 

委員の概要も一応書いてはいますが、具体的なことは何一つ記載なし。学級委員、文化委員、体育委員、環境委員などはなんとなく想像がつきましたがお祭り特別委員?地区委員?委員選考委員??などなど委員名が続き、訳がわかりません。

 

しかもそれぞれの専門部会の他にも学年委員会やが存在したりと、いったいどのくらい何をどうしたらいいのだろうと説明会の後不安になりました。

 

お久しぶりのベルマーク

 

子供のころ集めていたベルマークが帰ってきました。まだあったんだ、と思いきや、子供の持ってきたベルマークのカタログの品目の少なさにびっくり。昔はもっといろいろなものにベルマークがついていたと思うのだけれど。でもこれだけ長い間システムも変えずに運営されていることに驚きです。

 

 今までのパッケージから切り取るベルマーク以外にウェブベルマークなる活動も存在するみたいですが、学校単位では動きにくい感じですね。

 

www.webbellmark.jp

低学年のうちに、とはいっても

 

子供が通う小学校では在学中に1度は委員をしなければならないという決まりがあります。でも少子化の影響で生徒の数は減っていて、1クラスあたりの人数もかなり少ないため、2年生まででほとんどの家庭で委員を1度やったことになってしまいます。

 

子供が高学年になってからのPTAはキツイから、とお友達に言われてきたので私も早いうちにと委員を引き受けましたが、これ、みんな同じ考えですよね。

 

実際私の所属していた委員会では5、6年生の委員がなかなか決まらず、担任が家庭訪問でピンポイントにアタックしていたのにもかかわらず決まらなかったクラスがあります。

 

というか、貴重な家庭訪問でPTAの委員の説得ってどうなんでしょう。高学年のお子さんを持つ方に聞いた話では、子供の話は一切なしでPTA委員の話というのも珍しいことではないらしいです。

 

これって本末転倒じゃないんでしょうかね。

 

PTA活動に参加してみて

 

低学年で委員を引き受けたということもあるのかもしれませんが、最初に恐怖に感じていたほど、PTA活動は苦痛ではありませんでした。

 

働くお母さんが増えてきたので、委員会はなるべく授業参観に合わせてとか、ちょっとした決め事ならLINEでグループを作ってその中で決めたりということができたからかもしれません。

 

大変なこともあったけど、その分いろんな学年やクラスのお母さんとの交流ができたのがよかったと思っています。みんな同じ年代の子供を持つ母親ですので、話題もたくさんありますし。

 

まあ運営方法をもっと合理的に見直しした方がよいだろうなあと思うことは多々あったのは事実です。ナレッジがまったく溜まらない委員会が多数あるので引継をしたらまた一からという感じで非効率。マニュアルもないので内容は高学年のお母さんからの口伝口承というのも旧世代的です。

 

あと意外だったのはパソコンを使用できるお母さんが思ったよりも少なかったこと。まあ今はスマホでほとんどのことができちゃいますからね。でも今はどこでもパソコンを使った業務が多いと思うので、もっと使える人が多いのかと思っていました。そういう事情もあってかPTAはまだまだアナログなのでしょう。

 

PTAだからできること

 

学校だけではできない経験をPTAとして子供に提供できるというは素晴らしいと思います。たとえばPTA主催のお祭りやイベントなど、子供がいろいろな経験をしながら楽しめるようなもので、学校主導では行えないようなものをできるのであれば、それって意義があると思いますしお手伝いもします。

 

でもお母さん達の茶話会とかサークル活動、ベルマークを切って貼って集めたりするために集まったり、子供不在の講習会とかって意味があるのかなって思うんです。

 

子供たちが使う図書室の整理を子供たちと一緒にやるとか、子供たちの学校での様子が伝わるような広報誌とかなら、PTAとしての存在も何をやらなきゃならないかも明確にわかりますよね。

 

これからのPTA

 

いろいろと問題があるといわれているPTA活動を、健全化するために動いているかたもたくさんいらっしゃいますが、旧体制を覆すにはもう少し時間がかかりそうな気がします。

 

とはいえ共働きが普通になり、子供のためとはいえ何かあるごとに休みを取ることもなかなか難しい今、少しづつではありますが変化はしてきているんです。

 

「PTAは任意団体である」ということ、「公平性の順守」ということばかりを言っていてもなにも解決しないと思うんですが、結局は子供を持つ親として、子供たちにとって良い形で親が学校にかかわっていける形であれば参加にこれほどの拒否反応を示すこともなくなるのではと思うのですよね。

 

具体的にどうしたらよいのか、というと難しいなんですが。

 

より良い方向へ変えるためのパワーが、今の多忙な親や教師にもてる状況ではない世の中であるというのが一番の問題なのかもしれません。